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音楽、IT、サブカル、アイドル、その他思いつくまま、ルサンチマンの雑記です。

「絵が無理」「そもそも見る気すらしない」人が「魔法少女まどか☆マギカ」を無性に観たくなる話

 

やべぇ。大風呂敷広げちゃった。

 

どうもです。

さてさて、何故に今更「まどマギ」なのかというと、先日の連休に久々に観たからです。それだけです。

 

放送当時、各界隈の話題を総ざらいした反面、そもそも興味がなく、

萌えアニメでしょ」の一言で切り捨てた人も多いハズ。

 

 

理由としては明白

「絵が無理」

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いい大人がこんな絵のアニメを観るのは辛い。

 

魔法少女に興味がない」

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「わたし鹿目まどか14歳!ある日を堺にわたしの日常は一変!この生活はすっごく大変だけど、精一杯がんばります!」

 

 

無いわ…

 

と、思うのが普通の大人です、大丈夫、合ってます。

 

話は少しそれるんですけども、芸人のおぎやはぎさんが自身のラジオ番組「おぎはやぎのメガネびいき」の中で若いリスナーを増やしたいという企画で

「アニメを取り入れたら?」というリスナーの案にたどり着き、「まどマギ」を観る羽目になったんですけど、小木さんは断固拒否、矢作さんがしかたなくスタッフのもってた2巻(4話分)を持って帰り、すっかりハマってしまって、残りを全部観てから感想を述べると約束したんですけども、その感想回がめちゃくちゃ面白くって

 

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この「いい大人が恥ずかしい」のに「めちゃくちゃ面白い」んだけど「内容を話すとネタバレになるから言えない」というまどマギ三重苦に陥ってる感じがカナリ笑えます。結果的に小木さんもハマってしまう回も面白いんですけどね。

というか、これだけで観てみようかな?という気になる人も結構いるかも。

 

ということで、結局矢作さんが結果的になにも説明できなかったので、僕ならネタバレを抑えつつこう勧めるぞ!というお話です。普通の人が観ても間違いなく損しない名作ですので。

 

まず、まどマギを最初に一言で表すとしたら

「全てが巧妙な詐欺」

です。絵も、タイトルも、まどかと同じ14歳の中学生が歌う主題歌も、最初に観てもらったCMも、全てがトラップ。罠。詐欺です。なのでパッと見で「無理だな」って思った人は既にシャフトの罠にかかってます。

アニメ業界もそんなにお金があるわけでもないので、通常深夜アニメは既にマンガやラノベ等で人気が出たものを制作側が選びスポンサーをつけるんですが、この「まどマギ」に限っては全くの新作でこれは極めて異例なんですけども

 

すなわち誰もストーリーを知らないという本来のデメリットを逆手に利用しています。

 

「ドジっ子魔法少女まどか」みたいなベタなオープニングではじまり「キュウべえ」と呼ばれるマスコットみたいなキャラに「魔法少女になって世界を救ってよ!」と頼まれる、ベタすぎる展開が3話までつづく。

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セーラームーンやらプリキュアやらカードキャプターさくらやら、とにかく既存の子供向け魔法少女アニメと設定はなんら変わらず、内容もゆるくてふわふわ、正直僕も2話くらいで切ろうかなと当時思いました。

ただし、この時点で普通ではない点が3つあって

 

1.キュウべえをぶち殺しに来る暁美ほむらという謎の少女

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普通は魔法少女のマスコットってかわいい存在なんですけど、彼女は容赦なくブチ殺します。しかも彼女は既に魔法少女でありキュウべえと契約を結んで居るハズなのにキュウべえは彼女を認知していません。一体誰なの?

 

 

2.劇団イヌカレーによる魔女の世界

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魔女は結界を張って人を閉じ込めるんですけど、その世界観が芸術的。このアニメ何かあるな?と思わせます。

 

 

3.まどかが魔法少女にいつまでもならない

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わたしはなんの取り柄もないし願い事もないから・・・みたいな感じでいつまでも魔法少女にならない。とにかく何も活躍しない。

 

まぁ3話の最後で物語は急展開しここで初めてエンディングの曲が流れて、視聴者に「あ、コレってこういうアニメなんだ」と判らせる仕掛けなんですけども、それまでは上記の3点でギリギリのところで視聴者を「もうちょっと観ようかな」へ引き込む巧妙な手口でひっぱります。

 

まどマギは平たく言ってしまえば、序盤に伏線を張っておいて後半から回収していく「謎解きスタイル」でもあるので、内容を説明することがすなわちネタバレになって面白さが半減してしまいます。なのでここからは内容については触れませんけど、3話以降でちょっと知っておいて欲しい話

 

6話近辺、意外すぎる魔法少女と魔女の関係

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この魔女、オクタヴィアにたどり着く6話近辺で魔法少女とはなんなのか?魔女とは何者か?キュウべえは何故魔法少女が必要か?が全てハッキリとします。当時もだれも予想がついていなかったので、恐らくは想像を遥かに超える仕組みなハズです。

 

10話、最後のパズルのピース

www.youtube.comゲーム画面で申し訳ない。10話はこのオープニングが流れずに、「え?なにこれ?どういうこと?」という異様な設定からなんの説明もなしに始まります。10分くらいして「あ、もしかして…」中盤で「やっぱり!!!!」最後に「うわぁぁぁ!!嘘でしょ!!!」と、謎の全てが理解できます。全く難解ではなく、むしろその発想がヤバイ。

そこでこの回だけオープニングが最後に流れるんですけど、きちんと歌詞を追ってみると実は10話までみてやっと歌詞の本当の意味がわかる仕掛けになっています。それまでぼやっとしたポップな印象の主題歌が、実は深く物語の核心に触れていることに鳥肌が立ちました。10話のエンディングはちゃんと歌詞を追って観て欲しい。

 

つまりまどマギの何が恐ろしいかって、

実は一話の最初10分で全てちゃんと語っていた、という点。本当に良く練り込まれたストーリィに多分海外ドラマ好きな人とかならキチンとハマれると思います。

 

11話と12話は、10話で全て明らかになった謎に対して、まどかはどう行動するのか?という展開になります。ちなみに言っちゃうけどまだまどかは魔法少女になってません

 

・・・と僕が言えるのはここまで。

少なくとも僕のトップスリーには間違いなく入る名作アニメです。今まで魔法少女なんて観たくないと思ってきた人ほど、オススメしたい。

 

他のサービスでもあるかもだし、アマゾンプライムなら無料で観れますので是非に。

むしろDVD借りてきても損はしません、絶対。

 

最後に僕がまどマギを一言で表すのであれば

「思いの物語」

です。どのシーンも誰かが誰かを思っていて、そしてそれは常に残酷で苦しくて、暖かくて切なくて真っ直ぐです。どれも正解だしどれも間違っているように見えますが、そこが僕ら視聴者に残された課題なのでしょう。

 

ではでは